ご機嫌よろしゅうございます、の巻

「ご機嫌よろしゅうございます」

いつの時代の言葉?!って感じだけど、あずきちゃんはよく使っている。

実はあずきちゃん、去年の秋から茶道を習っている。

「先生、ご機嫌よろしゅうございます」「皆様、ご機嫌よろしゅうございます」とご挨拶をしてお稽古に入るのだ。

画像:表千家茶道 おもてなしの心

所作が美しくて、あずきちゃんは以前から茶道に興味を抱いていた。

だけど、

敷居が高い!!!

お稽古の値段が高い!!!

これらが理由でずっと躊躇をしていた。

そんなあずきちゃんの背中を押してくれたのが、『武士道』

去年の8月、『日本でいちばん長い日』という映画を観た。


出典:Net freax

映画の中で、役所広司さんが演じる阿南惟幾が弓道と居合道をしている佇まいがとてもカッコよかった。

そして、山崎努さん演じる鈴木貫太郎。

この時代、こんな信念を持った総理大臣がいたのだと知り、あずきちゃんはとても感銘を受けた。

その流れであずきちゃんは『武士道』を読んでみた。

もちろん漫画だけど。

ますますあずきちゃん感銘を受けた。

だって今の政治の世界を見ていると、

利権、利権、また利権。

隠蔽、隠蔽、また隠蔽。

改竄、改竄、また改竄。

忖度、忖度、また忖度。

中抜き、中抜き、また中抜き。

論点、論点、またズラす。

逃げる、逃げる、また逃げる。

こんなんばっかじゃん。

日本を代表するお偉い方がこんなことをしてるんだよ?!

まじで腐ってる。

でも、日本人の心って元々はこんな腐ったものじゃないって「武士道」を読んで気付かされた。

残念ながら、現代の日本人には「武士道精神」があるとは思えない。

まあ、日本を代表する為政者があんな風だからね。

ところで、旧五千円札の人が「武士道」を書いたとは知らなかった。

画像:収集ワールド

ある日、新渡戸稲造はベルギーの法学者ラブレー氏と散歩をしていた。

ラブレー氏「日本では宗教に基づく道徳教育はどうしているんだ?」

新渡戸「ありません。」

ラブレー氏「WHAT????????」

ラブレー氏「宗教がないということは、どのように道徳教育を受けるんだ?」

新渡戸はその問いに答えられなかった。

そこで新渡戸は日本人の道徳教育の本質を分析し始めた。

長い歳月が経った後、「日本人の価値観と道徳」を解説した本を英語で出版。

それが、『武士道』

武士道には7つの道徳規範が書かれている。


  1. 道理に任せて決断する心。
    正義、正しさ。

2.
「勇」は、「義」を果たすためには勇気が必要。
「義」のために行われる勇気こそ、徳として数えられる。

3.
「仁」は、愛や寛容、他者への情愛等。
武士道的な言葉では「武士の情け」と言われ、弱者や敗者を見捨てない心、哀れみをかける心。

4.

「礼」は、物事の道理、相手の地位や立場を尊重。
「相手の価値は世界中の何物にも勝る」という考え方に基づいており、「他者の喜びや悲しみを自分のことのように感じる能力でもある」とも。

5.

誠実さ。
武士道の言葉では、「武士に二言なし」と言われる。
武士にとって、嘘をついたりごまかしを行うことは、卑怯者であり臆病な行為。

6. 名誉

「名誉」は、常に高潔さを求め、人格の尊厳を重んじる。

7. 忠義

「忠義」は「何のために生きるのか」を指す。
主君に絶対的に従順であり、忠義を尽くすことは共通であるが、武士は君主の奴隷ではなく、君主の誤った考えや判断に対しては、正義や正しい道を命を掛けて守り通す。

旧五千円札の人、新渡戸稲造は実はクリスチャン。

日本人の精神、生き方が書かれている『武士道』には神、成文が存在しない。

一見、武士道とキリスト教は異なる存在のように思える。

なぜ、クリスチャンが武士道を書いたのか?

キリスト教の考え方と根本は変わらない、と新渡戸は語っている。

新渡戸と同級生であった内村鑑三

出典:Wikipedia

内村鑑三も武士道を高く評価しているクリスチャン。

「武士道の台木にキリスト教を接いだもの、それは世界で最善の産物だ。それには日本国だけでなく、全世界を救う力がある」

これは内村鑑三の言葉。

内村が武士道を「小なる光」、 キリスト教を「大なる光」と比ゆ的にとらえていることに触れ、武士道はキリ スト教によって完全なる人の道となると理解されている。
さらに、武士道の徳 目(正直、勇気、恥を知るなど)は、パウロの言葉やイエスの生き方に対応す るものと主張される。
結論として、武士道とキリスト教は、連続性があり、有 機的なつながりをもったものであり、「武士道にキリスト教を接木」するとい う内村自身の表現を肯定したものとなっている。

内村鑑三の「武士道に接木されたキリスト教」に 関する間文化的哲学における一考察 深谷 潤

つまり、武士道の上にキリスト教の精神が入ればより完全なものになる。と言っている。

内村鑑三はアメリカに神学を学びに留学をしたときに、こう確信したそうだ。

アメリカは拝金主義と物質文明に毒された社会だ。
清潔でまじめな道徳的精神の生きている日本こそ、真のキリスト教が根付く国である。

残念ながら、今の日本は拝金主義で物質文明に毒されていて、武士道精神はもはや消えている。

だからこそ、あずきちゃんは武士道、かつての日本人の心を学ぶために茶道を始めた。

出典:犬山観光情報

武士道を学ぶなら武道では?!

って思う方もいるだろう。

武士は茶道を通して心を浄め、一つ一つの所作を通して感性を磨いていた。

それに、あずきちゃんは脱臼しやすいから武道よりも茶道の方がちょうど良い。

まだまだ集中力も感性も磨かれていないあずきちゃんだけど、武士道を体現する人になりたい。

そして、内村鑑三の言葉、「武士道の台木にキリスト教を接いだもの、
それは世界で最善の産物だ。それには日本国だけでなく、全世界を救う力がある」を実現させたい。

不正が当たり前なこの日本社会に終止符が打たれますように。。。

あずきちゃんは、利益や名誉よりも正しい道を選んで生きていきたい。

それでは、みなさまご機嫌よろしゅうございます。

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