8月6日、広島に原爆が落とされてから75年。
『二重被爆 語り部・山口彊の遺言』
『日本のいちばん長い日』
8月6日、この2つを鑑賞した。
『二重被爆 語り部・山口彊』
被爆体験者や沖縄戦を経験した方は、あまり当時のことを語りたくないとあずきちゃんは聞いたことがある。
なぜなら、目の前で多くの人が死んで行く姿、無惨に殺されていく姿はまさに地獄そのもの。
思い出すだけで、気が狂ってしまう、と。
また被爆した人たちは戦後、就職が出来なかったり、結婚ができなかったり、相当な差別を受けた。
そのため、二重被爆した山口彊さんも家族のために60年間 口を閉ざして来た。
唯一、山口さんが想いを綴れたのが短歌。
原爆の後遺症で癌となった息子さんに先立たれたことがきっかけで山口さんは90歳の時に語り部になることを決心された。
(左が疆さん 右が息子さん)
しかし話の途中、何度も声を詰まらせる姿が見受けられた。
思い出すだけでも辛く苦しいであろうに、 ” 核兵器をなくさなければいけない ” ” 二度と戦争は起こしてはいけない ” ということを多くの人に伝えるために、高齢で被爆の後遺症が残る中、懸命に活動されている姿に心を打たれた。
「肌の色や言葉が違っても、私も人間、あなたたちも人間。良心があるのだから話合えばわかると思います」
「ALL FOR ONE ONE FOR ALL(全員が一人のために 一人が全員のために)をモットーに皆さんには行動していただきたい」
2010年 山口さん93歳で永眠。
戦後75年、戦争経験者は高齢となり語り部も減少している。
二度と同じ過ちを犯さないためにも、後世に語り継いでいかなければいけない。
歴史は繰り返す
負の歴史を繰り返さないためにも、歴史はしっかりと学ばないといけない。
でも残念ながら、あずきちゃんの学校の歴史の授業は先生が淡々と教科書を読むだけだった。
まさに試験のためだけの勉強。
あずきちゃんが20歳の時に短期留学をした際、自分の無知によって海外(過去日本が占領していた国)の友達を傷付けてしまったことがある。
その時、歴史はしっかりと学ばなければいけない。と思った。
日本は被害国でもあるけれど、加害国でもある。ということを忘れてはいけない。
人間は想像もできないほどの無知の中で生きる。
2009年5月20日 知らなければ滅びる
知る分だけ無知から抜け出す。
2013年9月25日水曜日明け方の箴言