暗いから星が見える、の巻

あずきちゃんの大好きなラジオ番組、「田村淳のNEWS CLUB」


出典画像:radiko

結構前だけど、小澤竹俊さんが出演されていた。

小澤さんはホスピス勤務を経た後、在宅クリニックを開院され、現在院長でいらっしゃる。

画像出典:めぐみ在宅クリニック

ホスピスとは、「死を目前とした人を穏やかに看取る施設」というように日本では認識されている。

本来は死が迫っている患者とその家族の苦痛を最小限にすることを主な目的とするケアのプログラムのことを指すそう。

ホスピスとは、元々は中世ヨーロッパで、旅の巡礼者を宿泊させた小さな教会のことを指した。
そうした旅人が、病や健康上の不調で旅立つことが出来なければ、そのままそこに置いて、ケアや看病をしたことから、看護収容施設全般をホスピスと呼ぶようになった。

参考:Wikipedia

というのがホスピスの由来らしい。

教会で看護にあたる聖職者の無私の献身歓待を「ホスピタリティ」(hospitality)と呼び、そこから今日の病院を指す「ホスピタル」(hospital)の語がでた。

参考:Wikipedia

小澤さんがラジオの中でこう言っていた。

「死を目前とした人が笑顔になる」

「それは可能性によるものだと思う。」

「絶望に思えていても苦しむ前には気がつかなかった大事なことに気付く。」

「価値基準が変わる。」

絶望に思えていても苦しむ前には気がつかなかった大事なこと…

あずきちゃんは今、旧約聖書の創世記を読んでいるから、登場人物のヤコブに例えて考えてみよう。

ヤコブは兄のエサウから長子権を奪い取った?もらった?。

そして、兄エサウがもらうはずだった父イサクからの祝福の祈りをヤコブが受けた。


ジョルダーノ 『 イサクへのヤコブの申し入れ 』
出典画像:Presentation of Jacob to Issac

エサウは良いとこどりばかりするヤコブを妬み、憤った。

そもそも、エサウが長子権を蔑ろにしたから自業自得ではある。

エサウはヤコブを憎み苦しめた。

一見、ヤコブは絶望的ではあるけれど、結果これが幸となった。

神様を絶対信じているうちに起こる全ての艱難だったから、結果的にヤコブに災いにはならなかった。

義人がより悪人から受ける苦痛・艱難は、神様が災いのままにしておかない。全て御旨があった。
エサウはヤコブに災いを与えたが、ヤコブはその災いの風を通して父の言うとおりに遠くの祝福の地に行くようになった。
だから義人には艱難も苦難も祝福になったということだ。

「平和のための理想世界」2000-10-08主日の御言葉

小澤さんはこんなことも言っていた。

「なぜ星が見えるのか?」

「それは暗いから。」

「人生も同じで、うまくいっているときには自分の大事な何かには気付かない。当たり前に普通に生活が送れている。」

「暗いと先が見えないから苛立ったり不安になったり…」

「問うのは、その苦しみから何に気付くかということ。」

「これに気付いた人は苦しみながらも顔の表情が変わる。」

エサウはヤコブを殺そうとした。

エサウから逃れるために母リベカの兄ラバンの地へ。

ヤコブはラバンの娘ラケルに恋をし、「7年間ラバンの元に仕える」ことを条件にラケルを嫁にもらう約束をラバンと交わした。


ダイス『 ヤコブとラケルの出会い 』
出典画像:William Dyce-The meeting of Jacob and Rachel

約束の7年が経ち、念願のラケルを与えられたヤコブ。

しかし、朝目覚めて隣を見るとラケルではなくラケルの姉レアだった。

ラケルのために7年間従事してきたのに、この始末。

ヤコブは絶望感を味わった。

ラバンの住む地域では、姉を差し置いて妹を結婚させてはいけないという風習がある。

ヤコブはその風習を知らなかったのだ。

ヤコブは自分の無知と軽率さを恥じ、ラケルのためにもう7年ラバンの元で仕える約束を交わした。


オレンテ『 皮を剥いだ枝の前でラバンの羊に水をやるヤコブ 』
出典画像:Jacob Watering Laban’s Sheep before Peeled Branches

ヤコブのすごいところは、自分の無知を認め、神様に祈って怒りを治め、前に進んだこと。

もしこれがあずきちゃんだったら、「約束と違うじゃん!」とひたすらギャーギャーわめいて、全てを投げ出すかもしれない。

でも大切なのはヤコブのように、「苦しみから気付きを見出すこと」「希望を持って前に進むこと」。

神様だけに頼って忠誠を尽くして生きたら、もしミスを犯したとしても、神様は第二の機会を下さるということを悟らなければならない。
間違いを犯したといって後悔したり、自暴自棄に陥ることもない。
自分の願いどおりにならなかったといって天を恨んではいけない。

無知を悔い改め、神様に求めなければならない。
そうする時もっといい機会を下さって、自分の希望をなせるようになる。
神様の御心があって祝福を受けた人は、どのようにしても祝福を受けるようになる。

「平和のための理想世界」2000-10-08主日の御言葉

小澤さんは、「使命感を持って進むときに道は開ける」と締め括った。


ブレーンベルフ『 ヤコブと天使の格闘 』
出典画像:Jacob Wrestling with the Angel

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