ネット上での誹謗中傷。
書き込んだ本人は、軽い気持ちかもしれない。
でも、その軽い気持ちが相手を深く傷つけている。
あるキャバ嬢が言っていた。
「誹謗中傷してくる奴は、意外に身近な人だったりもする。」
SNS上は匿名で書き込むことが出来るから、普段面と向かって言えないことを敢えてSNS上で見ず知らずの人のふりして誹謗中傷する人もいるらしい。
以前、あずきちゃんはアフィリエイトをやっていた。
アフィリエイトとは、ブログに広告を掲載し、ユーザーが商品を購入するなどの成果があれば、報酬として広告収入を得られるというもの。
※誤解しないで頂きたいが、これから話すことはあずきちゃんが信仰を持つ数年前のこと。
あずきちゃんのビジネス仲間のリョーマくんが
18歳でLINEスタンプだけで月100万以上稼いでる奴がいる。
と、ある人を紹介してくれた。
初めまして、ダイゴです。
18歳のくせにいろいろビジネスやって稼いでるんだよ。
あずきちゃん、こいつと一緒に組んでビジネスやろーぜ。
あずきと申します。
是非ご教授のほどよろしくお願い致します。
ダイゴくんもビジネス仲間に加わった。
LINEスタンプで稼ぐってどういうことですか?
中高生ってお金がないじゃないですか?
だから中高生はLINEスタンプが欲しくても、自由に買うことが出来ない。
そこに俺は目を付けました。
…と言いますと?
アフィリエイトです。
ダウンロードするだけで、広告収入が貰えるアプリがいくつか存在するんです。
はい。
中高生にダウンロードしてもらうんですよ。
それで、中高生には報酬としてLINEスタンプをプレゼントするってわけです。
ダウンロードしてもらうアプリももちろん無料です。
ダウンロードして貰えば、自分の元には広告収入が入って来るし、中高生はお金はかからないし、WIN-WINですよね?
たしかに。
ということで、LINEスタンプビジネス始動開始。
①まず中高生とLINEで連絡を取る。
②指定したアプリをダウンロードしてもらう。
③ダウンロードされたことが確認出来たら、その子が希望したLINEスタンプをプレゼントする。
というのが大まかな流れ。
初めは順調だったが、だんだんと問題が生じてきた。
長くなるから割愛するけど、ズルをしてLINEスタンプを貰おうとする子が結構いた。
それをあずきちゃんが注意すると、
「うるせーばばあ」
「テメェ、ぶっ◯すぞ」
「◯ね」
という内容のLINEや恐ろしい動画や画像がたくさん送られてきた。
初めはあずきちゃんも大人しく我慢していた。
でも、怒りが頂点に達し、
ガキのくせに、調子こいてんじゃねーぞ。
覚えとけよ、クソガキ。
バーカ。
と返した。
大人げない。
でもあずきちゃんは、相手がどんなに生意気であろうと、ちゃんとダウンロードしてくれた子には必ずスタンプをプレゼントしていた。
しかし残念なことにダイゴくんとリョーマくんは、
生意気な奴にはダウンロードしてもらっても、スタンプあげてないっす。
俺も、最近はダウンロードしてもらうだけしてもらってスタンプあげてない。即ブッチしてる。
それは可哀想じゃない?
あずきちゃんは優しすぎるんだよ。
それ、詐欺と一緒じゃん。
恐らくダイゴくんもリョーマくんも、中高生とはSNS上でだけの付き合いだから相手を軽く見ていたんだと思う。
通報されることもない、住所や名前が特定されるわけでもないって。
ダイゴくんとリョーマくんの対応もどうかと思うけど、SNS上だからと言って平気で暴言を吐き、人を傷つける行動を取る人たちこそ問題。
自分が軽々しく放ったその言葉の重みを知って欲しい。
恐らく、あずきちゃんに暴言吐いてきた糞ガキどもも、面と向かっては暴言を吐いてこないだろう。
SNS上だから言えたんだと思う。
SNSを軽く見てはいけない。
言葉を軽く見てはいけない。
SNS上だとしても、その向こうには相手がいる。
たかが言葉と思いきや、言葉は相手を生かすこともし、殺すこともする。
言葉というのは一つの力のあるものだ。 物理的な力ではなく精神的な力があり この精神的な力は 物理的な力よりももっと次元が高い。
人々は 自分の気分によって 言葉をみだりに語る。
自分が思ったとおりに吐き出した言葉というのは 相手に 暴力を加えたことと 同じだ。
言葉が霊魂の深いところを刺すこともある。 傷を残すこともあり、記憶され 良くない状況を作ることもある。
悪い波長とエネルギーが相手に伝達され、相手に苦痛を与える。
肉的にみると言葉というものは 言語疎通の一環だが 霊的にみると 言葉は自分の心を送ること 自分のエネルギーを送ることだ。
2014-02-01「言葉の影響力」
あずきちゃんも人を殺す言葉ではなく、生かす言葉を発したい。