とっくに過ぎてしまったけど、6月27日はヘレン・ケラーの誕生日。

ヘレン・ケラーとは「見えない」「聞こえない」「話せない」の三重苦を負いながらもハーバード大学を卒業し、世界各地で障がい者の教育、福祉の発展に尽くした人。
「奇跡の人」として世に知られているヘレン・ケラー。
英語の原題は
“The Miracle Worker”
そう。奇跡の人とはヘレン・ケラーのことではなく、家庭教師のアン・サリヴァン先生(通称アニー)のこと。
一体、アン・サリヴァンとは?!
アニーはとても貧しい家庭に生まれ、5歳の時にトラコーマという目の病気にかかる。
8歳の時には大好きな母が死去。
父はアルコールに溺れる日々で暴力も奮っていた。そして育児放棄をし、姿をくらませた。
アニーには弟と妹もいたが、健康な妹だけ親戚に引き取られ、アニーと病弱な弟 ジミーは救貧院に入れられる。
当時は人権なんてものはない。救貧院は、浮浪者や売春婦、障がい者などを社会から隔離するための施設で救貧院での暮らしはとても劣悪だった。
そんな過酷な環境でアニーにとって唯一の愛であり、希望が弟 ジミーの存在。
まもなくして、ジミー他界。
次々と襲う不幸のせいかアニーの病気が悪化し、視力を失ってしまう。
食事もとらなくなり、ただ死を待つかのように過ごした。
そんなアニーに救いの手を差し伸べたのが、一人の看護師さん。
看護師さんはアニーの元へおやつを持って、聖書の御言葉を教えた。
しかし、そう簡単にはアニーが心を開けることはない。
それでも諦めず看護師さんは語り続け、アニーは少しずつ心を開いていくようになった。
だんだんと心を取り戻したアニーは学校に行きたいと思うようになり、救貧院に不正を取締る調査に来ていた委員長さんに「学校へ行きたい」と訴えた。
アニー14歳、パーキンス盲学校へ入学。
出典:Facebook of Perkins school for the blind
何度にもわたる手術を繰り返し、目は弱視まで回復した。
この盲学校でアニーは50代後半のローラ・ブリッジマンという女性に出会う。
ローラはパーキンス盲学校の卒業生で、幼い頃に病気にかかり、ヘレンと同じく「見えない」「聞こえない」「話せない」という三重苦を背負っていた。
盲学校の創設者サミュエル・ハウ博士によって点字や指文字で言葉を身に付けることに成功し、三重苦を負いながら他人と会話が出来るようになった世界で初めての人。
アニーはローラとの出会いによって指文字を習得し交流を深めた。
その後アニーは優秀な成績で卒業し、電話の発明者で知られるグレアム・ベルによってヘレン・ケラーの家庭教師の仕事を勧められる。
アニーは教師経験もないし、教員資格もないから自信がなかった。
しかし、アニー自身も視覚の障がいを負っていることや、ヘレンと同じ症状のローラとの交流もあったことから、アニーが推薦された。
当時、アニーは21歳。
6歳のヘレンの家庭教師としてケラー家に向かった。
ケラー家はとても裕福ではあるけれど、これまで両親はヘレンを甘やかし続けてきた為、ヘレンはまるで野生児のようだった。
同情は愛情ではない。
ヘレンに必要なのは教育。
と、アニーはヘレンを甘やかすことなく、教育した。
しかし両親は、厳しいアニーの愛娘に対する教育には我慢出来ない。
アニーはヘレンにとって最も大きな障害は、「目が見えない」「耳が聞こえない」「話せない」ことではなく、躾もせずに甘やかす両親であると思った。
甘やかす両親の元ではヘレンが躾を身に付けられるわけがない。
そこで2週間という期間をもらい、アニーはヘレンと両親から離れて小屋で生活をすることにした。
両親という”邪魔者”がいない環境は素晴らしかった。
アニーはヘレンにお行儀と指文字で単語を教えた。
ヘレンはお行儀も身に付け、単語も覚えた。しかしまだ、単語とその単語が示す対象がまだ結びついていないし、全てのものに名前があると理解していない。
お母さんが赤ちゃんに話しかける時、赤ちゃんは言葉を理解してるとは思わないけど、お母さんは話しかけ続ける。
そのように、アニーはヘレンに指文字で話し続けた。
いつか必ずヘレンが理解する日が来ると信じて…
しかし約束の2週間が経ち、両親がヘレンを取り戻しに来た。
せっかくお行儀も覚えたのに、両親の元に戻ったらまた以前のヘレンに戻ってしまうかもしれない…とアニーは不安に思った。
予想的中。
ヘレンが以前のようにスプーンではなく手で食事をしようとしても、両親は見て見ぬふり。
いくら三重苦の障がいを抱えているからと言って、しつけをしなければヘレンが後々苦労するだけ。
またもやアニーとヘレンの両親はぶつかった。
アニーがケラー家に来てからちょうど1ヶ月が経つ頃、アニーとヘレンは井戸小屋のポンプで水を汲んでいた…
だれかが水をくんでいるところでした。先生は私の手をその水の吹き出し口の下に置きました。冷たい水が片方の手の上をほとばしり流れている間、先生はもう片方の手に water という単語を、始めはゆっくりと、次には速く、綴りました。私はじっと立って、先生の指の動きに全神経を集中させました。突然私は、なにか忘れていたものについての微かな意識、わくわくするような思考のよみがえりを感じました。そして、どういうわけか、言語の持つ秘密が私に啓示されたのです。
私はその時、 w-a-t-e-r という綴りが、私の手の上を流れている、この素晴しい、冷たい物を意味していることを知ったのです。この生き生きとした単語が、私の魂を目覚めさせ、光と希望と喜びを与え、(暗黒の世界から)解き放ったのです。実のところ、まだ越えなければならない障害はありましたが、その障害もやがては取り払われるはずのものでした。
たまらないほど勉強したくなって、私は井戸小屋を去りました。すべての物が名前を持ち、各々の名前が新しい思想を産み出すのです。家に戻ると、私の触るあらゆる対象が、まるで生命に溢れてうち震えているかのように思えました。
奇跡が起こった。
暗闇に閉じ込められていたヘレンが新しい世界に出て来ることができたのだ。
アン・サリヴァンという家庭教師の献身的な努力と教育によって。
アニーは後に、メイシーという男性と結婚し、ヘレンと三人で生活をしていたが、旦那よりもヘレンを優先してしまい、結婚生活も長くは続かなかった。
アニーがこの世を去るまで、彼女はヘレンを支え続けた。
どうしてここまでアニーは自分の人生よりもヘレンを優先出来たのだろうか?
それは一言、愛だと思う。
また、アニーは幼い頃にあらゆる経験をし苦しみを味わった。
だからこそ、ヘレンを救いたいという気持ちは人一倍大きかっただろうし、自分を慕ってくれるヘレンが可愛くて仕方なかったのだろう。
ありがたいことに、あずきちゃんは目も見えるし、耳も聞こえるし、話すことも出来る。
だけど、心は暗闇の中に閉じ込められていた。
人生は一度きりしかないから、悔いなく生きたい。と、これまでいろんなことに挑戦して来た。
でも、なぜか満たされない。
|←樹海| ┗(^o^ )┓三
一体、なんのために生きているのだろうか。
あずきちゃんが生きていることで、誰かに有益を与えているのだろうか?
死んでしまいたい。
(´・ω・`)
でも…借金を残したまま死ぬわけにはいかない。
借金の存在があずきちゃんをこの世に踏みとどまらせた。
(/ω・\)タダイマ
世界の成功者は聖書を愛読し、信仰を持っている人が多い。
なにか答えを得られるかもしれない…と思って、あずきちゃんは聖書を学び始めることにした。
だけど、唯一神とか自分の霊が存在するとか全く理解出来ない。
ヽ(`Д´)ノウワァァァン
でも…一通り最後まで学んでみよう。
なぜかわからないけど聖書の勉強をするたびに自然と涙が溢れるようになった。
不思議な感覚だったんだけど、あずきちゃんの魂(たましい)、そして霊が喜んでいるのが感じられた。
あずきちゃんの霊はずっと暗闇にいたんだ。
御言葉があずきちゃんの霊を目覚めさせてくれてるんだ。
そうか!霊が閉じ込められていたから、何をしても満たされなかったんだ。
そして教えてもらった通りにお祈りを始めた。
もちろんお祈りをしても、神様は見えないし、直接神様の声も聞こえなかった。
( ゚д゚)ポカーン
だけど… 人間や状況、環境を通してあずきちゃんがお祈りした答えをもらえた。
神様があずきちゃんに答えてくれている。
ぶっちゃけ信仰を持つ気は更々なかったし、一通り聖書を勉強したらおさらばするつもりだった。
困ったな…。
神様を裏切ったら罰が当たりそうだ。
だからと言って、今まで借金してまで投資したビジネスを捨てたくもないし、大好きな彼と別れたくない。
全部得たい。
でもそれは出来ない。
なぜなら、これまでのあずきちゃんの生活は肉的過ぎて、神聖な神様とかけ離れた世界。そんな真逆の生活を両立出来るはずはないし、確実に神様から離れていくのは目に見えている。
苦渋の決断で、神様を選んだ。
これまで投資し続けたけど、成功する確率は低い。
今は彼と両想いでも、この愛が永遠に続くとは思えない。
神様は絶対に永遠にあずきちゃんを守ってくれる。
そう信じて、ビジネスも男も捨て、昼の仕事も夜の仕事も辞め、家も携帯も変え、本当にあずきちゃんは全てを捨てて、神様の道を選んだ。
(※「信仰を持つためには全てを捨てないといけないの?」と不安にならないでください。当時の私は、特殊な事情と状況だったため全てを捨てました。基本、仕事も辞める必要ないですし、家も携帯も変える必要はないのでご安心を。)
あずきちゃんの決断は間違ってなかった。
\(^o^)/
ヘレン・ケラーが奇跡の人 アン・サリヴァン先生によって、光の世界に導かれたが、あずきちゃんにとっての奇跡の人は鄭明析先生。この人があずきちゃんに神様について教えてくれ、光の世界へと導いてくれた。
長くなるので、あずきちゃんが神様を選んだことで受けた祝福についてはまたいつか書きたいと思います。
サリヴァン先生はヘレンが理解出来てなくても語り続けたように、天は人間に語り続けてくれている。
神様と聖霊様はいろいろな方法で啓示を伝達してくださる。
一つ、夢の啓示。
二つ、万物の啓示。
三つ、人を通しての啓示。
四つ、特別啓示として神様の声が聞こえる啓示。
五つ、御言葉を通しての啓示。
2020.07.04 明け方の御言葉
心の目を開けて精神を集中すれば、天があなたに伝えたいメッセージが聞こえます。